【女性は経済的に不利?07】「いくら言っても変わらない悪しき風習」Gさんの体験談
「女性の活躍」が声高に叫ばれていますが、前向きな変化にはなかなか繋がっていません。進学や就職、結婚など人生の様々なシーンで、従来のルールや価値観などによる男女差を感じる人はまだまだ多いのではないでしょうか。
特に大きいのが収入などの経済的な問題です。今回はGさんに「女性は経済的に不利だな」と感じた体験談を伺いました。
男性と女性ではそこまで収入金額は変わらないと思っていましたが、私が働いている会社はそうではありません。私が働いている会社は女性が7割程度と多く、男性も女性も同じような仕事をしています。なのに、同僚に聞いてみると男性の方が優遇されているようで、女性よりも男性の方が多く給料や賞与をもらっています。
社内に女性が多いのは給料が安くすむからではないかとうわさも流れています。仕事の成果を見ると、男性より女性の方がしっかり成果を出していることが多く、割に合わないといった現状です。
女性は結婚して退社することがあるかもしれませんが、私が働いている会社ではこういった女性が不利になる体勢が嫌で辞めていく人が多いです。
明らかな男女の格差に上司に進言したこともありますが、こういった悪しき風習は何を言っても変わることがないと分かりました。衝撃的だったのは「あなたはこの給料で納得して入社したのでしょ?納得いかないなら辞めてもらっても構わない」というようなことを言われたことです。
この言葉を聞いて安月給でも一生懸命働いていれば希望が出てくるかもしれないと思っていた気持ちが途切れました。善意で働いているわけではなく、お金のために働いているので正当な評価をしてくれる会社に転職しようと、今は転職先を見極めているところです。会社はよほどのことがない限り変わらないので、自分自身が行動して会社を出ることが一番の解決策だと思います。